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チームが最初に招集されたのは4月22日でしたよね。すべてが始まった日なので、今でもよく覚えています。当時は緊急事態宣言下で、学生さんには新年度の授業開始はゴールデンウィーク開けになるというアナウンスがされていた状況でした。職員も在宅勤務がほとんどだったので学内には本当に人がいませんでしたね。そんな状況のなか、ほぼ初対面の私たちが集まってオンライン授業のサポートチームが発足しました。スタート直後から、授業が始まるまでの約1カ月が馬﨑:坂本:加峯:最大の山場だったと思います。まずはツールの選定とガイドラインやマニュアル作成からスタートしました。私たちもツールのプロではないので、調べながら使い方などの情報をまとめて先生や学生に配信していました。一度作ったマニュアルも常にPDCAサイクルを回して、坂本さん、馬﨑さん、木村さんが検証し、その結果を受けて私と夏山さんが円滑な運用のために盛り込むべき情報を追加して改訂し続けました。オンデマンドなど、4つの授業の型ごとのマニュアルはもちろん、最終的には「Windows」などの語句をまとめた用語集のような資料まで作りましたね。オンライン授業の土台づくりとサポート業務は並行木村:ONLINE CLASS左から1番目夏山 泰蔵さんTaizo Natsuyama株式会社ティー・マップ(大正大学より出向中)左から2番目加峯 康敬さんKokei Kamine株式会社ティー・マップ(大正大学より出向中)中央坂本 大輔さんDaisuke Sakamoto総務部 施設課右から2番目馬㟢 聖さんHijiri Umazaki総合政策部 総合政策・広報課右から1番目木村 文哉さんFumiya Kimura地域構想研究所事務部 地域構想研究所事務課MEMBER大正大学のオンライン授業サポートチーム〜コロナ禍での新しい学びを支える取り組み〜ツールの選定、マニュアル作成、電話対応。オンライン授業を円滑に行うための試行錯誤ROUNDTABLE昨今も世界的な流行が収まらないCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)。大正大学では学びを提供し続けるために、自宅で受講可能な「オンライン授業」を実施しました。前例がない規模での取り組みの最前線に立ったのは、異なる部署や組織から集まった5人の若手職員たち。当時の取り組みや想いについて話を伺いました。OHDAI Vol.107112021 SPRING

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