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TOP MESSAGETAISHO UNIVERSITY現在、我が国ではSociety5.0で目指す「超スマート社会」の実現に向けた取り組みが加速しています。第4次産業革命とも言われる先端技術が高度化してあらゆる産業や社会生活に取り入れられ、誰もが活躍でき、様々な社会課題を解決できる社会の実現が期待されているわけです。それと同時に、経済的な価値が、資源や物から知識や情報へとシフトし、知識を共有・集約することで、様々な社会課題を解決し新たな価値が生み出される、まさに知識集約型社会の到来が予想されています。このため、大学においては、この知識集約型社会を支える人材育成に対する社会の要請に応えるべく、いわゆる全学共通教育においては幅広い知識に基づき、普遍的な見方から事象の全体像を捉える力を確実に身につけることが出来る新たなカリキュラムが求められています。また、専門教育におきましても、従来の学部・研究科等の組織の枠を越えた教育プログラムの実現や、複数の学問分野を関連させながら幅広くかつ深い学びを実現するためのカリキュラムの工夫が必要とされています。そのような社会的背景のなか、このたび本学は、文部科学省の令和2年度大学教育再生戦略推進費「知識集約型社会を支える人材育成事業」であります「文理横断・学修の幅を広げる教育プログラム」に採択されました。「新時代の地域のあり方を構想する地域戦略人材育成事業」と銘打った本学の事業計画は、本学が現在推進している第3次中期マスタープランの中核といえるものです。この第3次中期マスタープランの基盤となっている「MIGs(ミライ・イノベーション・ゴールズ)アジェンダ2026」の全体像とロードマップ、そしてMIGsを構成する5つのイノベート目標(INNOVATE 5)ならびにそれを実現するための推進プロジェクト(プロジェクト8)について、この『鴨台(OHDAI)』で皆さんに知っていただきたいと思っています。今般のコロナ禍の終息が不透明な中、大学教育もさまざまな課題に直面しています。これを契機に、本学は学内はもとより広く社会と連携し、MIGsアジェンダ2026を通じて、SDGsを推進するとともに、世界と人類社会に貢献できる人材の育成にこれまで以上に取り組む覚悟でおります。『鴨台(OHDAI)』をお読みいただいた皆さんにも趣旨をご理解いただき、来る創立100周年、さらにその先の未来に向けて、大正大学のさらなる発展と理念の実現にご協力いただけますよう願っています。『鴨台(OHDAI)』読者の皆さんへ大正大学 学長髙橋秀裕SHUYU TAKAHASHI02TOP MESSAGETAISHO UNIVERSITY

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