大学紹介ABOUT TAISHO
FD(ファカルティ・ディベロップメント)について
FDの組織について(FD委員会)
大正大学は、大正大学内部質保証方針に則り、建学の理念、教育ビジョン、中期マスタープラン及び3つのポリシーに基づく教育活動の改善及び質の向上を図るため、各種施策の検討、提言及びその組織的運用を目的として、FD委員会を置く。
※大正大学ファカルティ・ディベロップメント委員会規程より抜粋
活動内容
(1)新任教員FDプログラム
本学に新たに着任される専任教員(授業担当教員全員)を対象として、2017年度より『新任教員FDプログラム』を実施しています。約35時間の研修を受講必須とし、最終研修会時に修了式を執り行い、学長から修了証書を授与しています。
以下①〜⑥に基づき本学に関する基礎知識および教育・研究に関する知識を修得することを目的として実施しています。
- ①大正大学の文化と風土への理解
- ②大学コミュニティへの帰属意識
- ③大学の業務に対する意欲醸成
- ④カリキュラムに関する知識理解
- ⑤教授法・授業運営に関する知識理解・技能習得
- ⑥大学のさまざまな支援体制に関する知識理解
【新任教員FD年間プログラム(令和6年度実績) 対象者:10名】
回数 | 研修名 |
---|---|
第1回 | 事前研修会(大学方針、教学マネジメント体制、授業デザイン・評価等) |
第2回 | 大正大学の学生の特徴に関する研修 |
第3回 | 授業見学研修 (所属学科・コースの科目および新任教員相互の授業見学) |
第4回 | CACLを活用した自己評価報告会 (DP達成度からみるカリキュラム・教授法・アセスメント等の改善) |
第5回 | 学生支援に関する研修 |
第6回 | 全学FDセミナー |
第7回 | 入試・学生募集に関する研修 |
第8回 | 授業実践研修 授業見学振り返り研修 |
第9回 | 知識集約型社会を支える人材育成事業に関する研修 |
第10回 | 全学FDセミナー |
第11回 | 就職活動支援に関する研修 |
第12回 | 研究倫理・研究データ講習会 |
第13回 | 最終研修(教育実践の振り返り、キャリアプランニング)、修了式 |
(2)全学FDセミナー
本学では2015年度より、科目を担当している専任教員を出席必須とする全学FDセミナーを年に2回開催しています。カリキュラムおよび授業改善による教育の質の向上を図ること、教学マネジメントに資することを目的としています。
また全学FDセミナー開催後には、セミナーと同テーマで学科FDを実施し、学科内で振り返りを行っています。
【これまでの開催テーマ一覧】
開催年度・月日 | 回数 | テーマ | 参加者数 | ||
---|---|---|---|---|---|
平成27年度 (2015) |
7月9日 | 15時~18時 | 第1回 | カリキュラムアセスメントの基本(観点別到達目標) | 100人 |
2月15日 | 13時10分~16時20分 | 第2回 | カリキュラムアセスメントの応用(CACLの作成) | 44人※ | |
平成28年度 (2016) |
6月29日 | 13時10分~16時20分 | 第3回 | カリキュラムアセスメントの具体的な活用(CACLによる改善) | 69人※ |
平成29年度 (2017) |
7月19日 | 14時~17時 | 第4回 | 平成28年度カリキュラムアセスメントチェックリストを活用した自己評価報告会 | 53人※ |
10月25日 | 14時~17時 | 第5回 | カリキュラムツリー作成ワークショップ(DPに基づく体系) | 98人 | |
平成30年度 (2018) |
5月30日 | 15時~17時30分 | 第6回 | 平成29年度カリキュラムアセスメントチェックリストを活用した自己評価報告会 | 116人 |
10月24日 | 15時~17時 | 第7回 | シラバス研修会・著作権研修会 | 114人 | |
平成31・令和元年度(2019) | 5月29日 | 15時~17時30分 | 第8回 | 学習理論を基盤にした授業設計 | 125人 |
11月27日 | 15時~17時30分 | 第9回 | 成績評価基準について | 134人 | |
令和2年度 (2020) |
10月21日 | 15時~17時30分 | 第10回 | オンライン授業の設計と指導 | 137人 |
令和3年度 (2021) |
8月23日 | オンデマンド | 第11回 | カリキュラムの再設計に向けて | - |
10月20日 | 15時30分~17時 | 第12回 | カリキュラムマップ(チェックリスト型)作成研修 | 139人 | |
令和4年度 (2022) |
6月29日 | 15時~17時30分 | 第13回 | 理論×実践のハイブリッド教育とは | 141人 |
11月23日 | 15時~17時30分 | 第14回 | 進路を見据えた学生記録の蓄積と支援 -LMSの有機的活用を通して- | 131人 | |
令和5年度 (2023) |
6月21日 | 15時30分~17時30分 | 第15回 | 教育におけるChat GPT(生成系AI)の影響についてー活用可能性とその留意点ー | 144人 |
11月22日 | 15時30分~17時30分 | 第16回 | 建学の精神に基づく新しい学力観『4つの人となる』ための10の力の育成方法 | 141人 | |
令和6年度 (2024) |
6月19日 | 15時30分~17時30分 | 第17回 | 自律的な学修者をいかに育成するか-自己調整学習の観点から- | 148人 |
11月20日 | 15時30分~17時30分 | 第18回 | 学生の自主学習を促す効果的なオンデマンド授業の設計 | 143人 |
※一部の教員は参加必須、その他は任意参加
(3)役職者研修
2022年度より、新たに任に就くこととなった学部長・研究科長・学長補佐、学科長・教務主任を対象に、本学の教学マネジメントにおける各役職の役割および仕組みの理解、年間の業務の円滑な遂行を目的とした役職者研修を実施しています。
日時 | 研修対象者(参加者数) |
---|---|
令和4(2022)年6月8日(水) 15時50分~16時30分(40分) |
学科長、教務主任(31名) ※同席:学長、副学長、学長補佐、学部長(12名) |
令和5(2023)年12月6日(水) 14時~15時30分(90分) |
学部長、研究科長、学長補佐(16名) |
令和6(2024)年4月24日(水) 13時30分~14時30分(60分) |
学科長・教務主任(30名) ※同席:学長、副学長、学長補佐、学部長、FD委員(11名) |
(4)カリキュラム・アセスメント体制
2016年度よりアセスメント体制の構築を図り、学修成果・教育成果を把握・可視化し、授業やカリキュラムを改善する目的でカリキュラムアセスメントのPDCAサイクルを運用しています。毎年5月に「CACLを活用した自己評価報告会」を実施しています。
報告会では、事前に学科コースが作成した自己評価報告書を基に他学科の教員と相互にカリキュラム報告・評価をおこないます。また、FD委員会からの評価コメントに加え、2022年度より、高大接続プロジェクトの参加校の高校教員の方々にも出席いただき、第三者として高校教育の視点からの意見をいただいています。

【CACLを活用した自己評価報告会の実施の様子】