今、世界では様々な困難を抱えながら大きな変動期を迎えようとしています。
我が国においても、先端テクノロジーによって社会が大きく転換する時代にあって、大学で学ぶ「知識」についての考え方も大きく変わってきています。それは、「知識」が生活やビジネスに利用可能な「資源」であるという考え方であり、その「知識」は具体的な行動や実践に結びつくものでなければならないわけです。
受験生の皆さんは大学選びをするとき、その大学に学びたい学問（学部・学科）があるかどうかを第一の「物差し」にすると思います。それはとても大切なことであり、学部・学科ですでに知られている専門知識（明晰知）を学び、基礎を固めることは極めて重要です。その知識はあなたの「強み」に磨きをかけます。しかし一方で、知識はあらかじめ存在するものではなく、人間が創りだすものです。
一つの分野の専門知識だけではなく、他の分野の知識を学び結びつけ、さらに関連する知識を組み合わせ、それぞれのフィールドを通じて探究を繰り返す。その体験とそこから得られる新たな知識、これが「行動・実践」するための「生きた知識」となる、まさに「知識創生」です。
それと同時に、デジタル時代においては「人間性」を高めることが益々重要になってきます。
大正大学は仏教精神を建学の理念とする文科系の中規模大学です。感性豊かで人間味溢れる学生たちが多いのが特徴です。
「生きた知識」によって、他者と協調し連携できる人間、多様性を認め合い、支え合って共に生きていく人間、粘り強く行動力を発揮して課題解決に取り組む人間、本学はそのような豊かな「人間性」を備えた人材を育成します。